〜k.k.k〜
読書記録
2008.11.11 Tuesday 00:00
きみが見つける物語 十代のための新名作 友情編 (角川文庫)
ちょっとしたきっかけでぐっと近づいたり、もう顔も見たくないってほど嫌いになったり。ともだち、親友、それともライバル?旬の作家が集結、それぞれが描いた、かけがえのない友情の形とは?いまどきの名作を厳選、超豪華ラインアップでおくる短編小説集『きみが見つける物語 十代のための新名作』。「友情編」には、坂木司、佐藤多佳子、重松清、朱川湊人、よしもとばななの傑作短編を収録。
秋の足音(坂木司)/いっぺんさん(朱川湊人)/サマータイム(佐藤多佳子)/あったかくなんかない(よしもとばなな)/交差点(重松清)
秋の足音―『青空の卵』に所収。
いっぺんさん―ひとつだけ願いごとを叶えてくれるという神様に友人と訪れる少年の話。この物語がいちばんおもしろかった。最後感動してしまった。
サマータイム―右腕を失った少年と出会った夏。
あったかくなんかない―幼少時、近所の老舗の子どもである男の子とのお話。
交差点―転校生の大野が野球部に入部したことでチーム内がギクシャク。そんな少年と仲良くなるどもり癖のある主人公の話。