スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

  • -
  • -
  • -

フリークス (光文社文庫)

評価:
綾辻 行人
光文社
¥ 580
(2000-03)
Amazonおすすめ度:

「J・Mを殺したのは誰か?」。私が読んだ患者の原稿は、その一文で結ばれていた。解決篇の欠落した推理小説のように…。J・M は、自分より醜い怪物を造るため、5人の子供に人体改造を施した異常な科学者。奴を惨殺したのは、どの子供なのか?―小説家の私と探偵の彼が解明する衝撃 の真相!(表題作)夢現、狂気と正常を往還する物語。読者はきっと眩暈する。


○夢魔の手――三一三号室の患者――
 浪人生が精神科病棟に入院する母親を見舞う場面からはじまる。母親は一年前、突然発狂して父親を刺し殺し、僕――神崎忠の足も刺したのだった。
 母親によって隠されていた小箱の中には日記があった。それは14年前、七歳の忠が書いたと思われるものだったが、忠の記憶にはまったくなかった。
 小学校には行っておらず、ずっと家に閉じこもりきりで、友だちは猫が一匹だけ。「ちゃんとしたおとな」になるためといって毎日薬を飲まされ、定期的に病院で「けんさ」を受けていた。
 さらに、毎晩首を絞められているという記述があった。

○四〇九号室の患者
  気がついた“わたし”は、両足が切断され、頭や顔に包帯が巻かれていた。記憶もなくなっており、自分がだれだかわからなかった。新聞に載っていた自動車事 故から、自分は芹沢園子ではないかと推測した。しかし、夫の芹沢峻の同僚や妹の話を聞いているうちに、峻が浮気をしていたことを知って、その相手の岡戸奈 香が自分ではないかと思いはじめた――。はたして自分は芹沢園子なのか、岡戸奈香なのか……疑心暗鬼に襲われ、医師に指紋鑑定を頼んだ“わたし”は衝撃的 な事実を知ってしまった。
 “わたし”は園子でも奈香でもなく、峻だった。
 彼の男性を象徴する器官が失われていたショックから、芹沢峻という男性の存在を自らの心の中から抹消したのだった。

○フリークス――五六四号室の患者――
 醜い容姿をしたJ・Mを殺したのはだれか――。
<一つ目>、<三本腕>、<傴僂>、<鱗男>と呼ばれる彼の四人の養子たちのうちに犯人がいる。

殺人方程式 〈切断された死体の問題〉

評価:
綾辻 行人
講談社
¥ 660
(2005-02-10)
Amazonおすすめ度:
新興宗教団体の教主が殺された。儀式のために篭もっていた神殿から姿を消し、頭部と左腕を切断された死体となって発見されたのだ。厳重な監視の目をかいくぐり、いかにして不可能犯罪は行われたのか。二ヵ月前、前教主が遂げた奇怪な死との関連は?真っ向勝負で読者に挑戦する、本格ミステリの会心作。



CATEGORIES
ARCHIVES
COMMENTS
OTHER