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夏休みは命がけ! (角川スニーカー文庫)

評価:
とみなが 貴和
角川書店
¥ 680
(2002-07)
Amazonおすすめ度:
その朝、瓜生が駅ですれ違ったのは、絶縁状態の幼なじみ、五郎丸だった。あまりの様子のおかしさに五郎丸の妹・綾に電話すると、祖父の猟銃が持ち出され、部屋には遺書が!?頼みを断りきれず、瓜生は東京行きの電車に飛び乗る。綾の兄を連れ戻すため…ってお前、いつの間に犯罪組織からも追われてるんだよ!タイム・リミットは終電。高校生2人が駆け抜ける、夏の1日の危険なゲーム。



(以下ネタバレ含む)

 まさか高校生同士でここまで本気の銃撃戦をやるとは思わなかった……。ヤクザや中国マフィアが登場したりと、ふつうの高校生が主人公の物語にしては現実からあまりにかけ離れてはいるものの、スピーディな話の展開にはおもわずひきつけられた。

 自殺を邪魔した瓜生を本気で殺そうとしていた五郎丸だったが、「生きようとする自分をバカにするな」と瓜生にいわれて目が覚める。五郎丸は家族から押しつけられていた自分をいったん捨て、やりなおす決意をする。そして、それには自分を説得した瓜生がいることが必然なのだ。
 事件後、ふたりは十年前のように表立って仲良くなることはなかったが、五郎丸は「瓜生が生きていればいい」と思うようになる。
 ヤクザと中国マフィアから追われるきっかけとなったキャビアのサンプルは、事件後も五郎丸がもっていて、中身は食べてしまったようだ。
 ある日電車に乗っていた五郎丸のまえに現れた中国マフィアと彼は取り引きをした。サンプルをかえすかわりにふたり――瓜生と五郎丸――の安全を交換条件として。そして抜け目ない五郎丸はさらに要求して、銃も一丁いただいたのだ。ひとりの人物の写真と一緒に。
 五郎丸はこれから暗殺者の道へ突き進んでしまうのだろうか。



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