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炎の影 (ハルキ文庫)

評価:
香納 諒一
角川春樹事務所
¥ 1,029
(2006-05)

日航機墜落事故から十年、かつて警察官として遺体確認の現場指揮を執った父の突然の死。不良と呼ばれて世間から弾き出され、前科者として裏社会以外に行き場所をなくした男は、二度と戻るはずのなかった故郷で、リゾート開発を巡るトラブルと孤児院を食い潰した非道な詐欺事件に遭遇する。薄幸な兄妹。見え隠れする地元暴力団と巨大組織の影。やがては日航機事故との思わぬ接点が…。希代のストーリテリングとリリシズムが冴え渡る名品、待望の文庫化。



 公平の舎弟のアキラがすごく好きだ。最後にまた登場してくれるかなとちょっと期待していただけに残念。公平と別れてひとり新宿に帰っていったアキラはいつの日か幹部になれるのかな。番外編みたいな形で読んでみたい。

梟の拳 (講談社文庫)

評価:
香納 諒一
講談社
(1998-07)
Amazonおすすめ度:
試合中、視力とともにチャンピオンの栄光は失われた。生きる目的を見失いあてどもなく時を過ごしていたボクサー、桐山拓郎。友人の不審な死をきっかけに、彼は出演していたチャリティー・ショーの背後にある黒い霧を感じ取る。見えない敵に徒手空拳で立ち向かう男の、人生の再起を賭けた戦いを描く冒険小説。



 おもしろかった!
 ページ数に怯んでしまうのはもったいない作品。あっというまに読んでしまった。
 網膜剥離で視力を失った桐山が、大男と戦うところなんてすごくスリリングだった。

雨のなかの犬 (講談社文庫)

噛ませ犬。現役時代、武藤順次はそう呼ばれた。闘志剥き出しのブルファイター。探偵の碇田は、やくざに嫌がらせを受ける順次と妻に力を貸すが…。表題作ほか、有楽町のガード下に事務所を開ける一匹狼の探偵が出くわした、やるせない男と女たちの姿を乾いた文体で描きだす、ハードボイルド連作短編集。

雨のなかの犬/新緑/黄昏に還る/待つ/蕗子への伝言/遙か彼方



雨のなかの犬――パチンコ屋の新規開店を一週間後に控えているが、やくざの嫌がらせを受けている夫婦。
新緑――離婚した元女房から子どもを取りかえしてほしいという会社の社長。
黄昏に還る――“社会科見学”中にすがたを消した仮釈放寸前の男を捜しだしてほしいという、定年間近の刑務官。
待つ――失踪した夫を家のまえで待つ女。
蕗子への伝言――女房に硫酸をかけた男を捜しだそうとするやくざ。
遥か彼方――女房と別れたいがために自分の妻を口説くよう結婚詐欺師を脅すマル暴の警察官。

 以上六つの話から成る短編集。
 ぜんぶおもしろかった! いちばん好きなのは「雨のなかの犬」かな。「蕗子への伝言」もそうだけど、一対一のタイマンで決闘する場面がかっこよかった。



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