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恋 (新潮文庫)

評価:
小池 真理子
新潮社
¥ 740
(2002-12)
Amazonおすすめ度:

1972年冬。全国を震撼させた浅間山荘事件の蔭で、一人の女が引き起こした発砲事件。当時学生だった布美子は、大学助教授・片瀬と妻の雛子との奔放な結びつきに惹かれ、倒錯した関係に陥っていく。が、一人の青年の出現によって生じた軋みが三人の微妙な均衡に悲劇をもたらした…。全編を覆う官能と虚無感。その奥底に漂う静謐な熱情を綴り、小池文学の頂点を極めた直木賞受賞作。



(ネタバレあり)


 読みはじめてすぐに物語にひきつけられた。
 義母兄妹だということを知りつつ結婚した片瀬夫婦と、そのふたりに魅了された布美子の三人の奇妙な関係が理解しがたく、それでもこんな世界もありなのかな、と思えてしまう不思議。
 電気屋の青年が現れて雛子をつれていかなければ……、と思ってしまった。

冬の伽藍 (講談社文庫)

評価:
小池 真理子
講談社
¥ 880
(2002-06)
Amazonおすすめ度:

煉獄の中で、私は天上の果実を口に含んでいた…。夫を事故で失った高森悠子は、薬剤師として勤めることになった軽井沢の診療所で医師・兵藤義彦と出会う。彼もまた、妻の美冬を自殺で亡くしていた。義彦に恋心を抱きながら、好色なその義父・英二郎の誘いを拒みきれない悠子。エロス匂い立つ、長編恋愛小説。

無伴奏 (新潮文庫)

評価:
小池 真理子
新潮社
¥ 540
(2005-03)
Amazonおすすめ度:
その果てに待つものを知らず、私はあなたを求めた―。多感な響子は偶然に出会った渉に強く惹かれるが、相手の不可解な態度に翻弄される。渉に影のように寄り添う友人の祐之介と、その恋人エマ。彼らの共有する秘密の匂いが響子を苛み、不安を孕んで漂う四角形のような関係は、遂に悲劇へと疾走しはじめる。濃密な性の気配、甘美なまでの死の予感。『恋』『欲望』へと連なる傑作ロマン。



 六十年代後半、学生運動の活発な仙台が舞台。響子は喫茶店“無伴奏”で偶然出会った渉に惹かれ、付き合うようになる。しかし嵐の夜に響子は彼らの家でふたりが裸で抱き合っているのを見てしまった。渉が本当に愛しているのはいっしょに住んでいる裕之介だった。そんなとき、裕之介の恋人のエマが、裕之介の子を妊娠した。響子はエマに、裕之介と渉が愛し合っているのだとは知らせなかった。エマが裕之介と結婚してしまえば、渉と裕之介の仲を切り離せると思ったからだ。エマが殺された。犯人は裕之介だった。一度は自分が犯人だと警察に訴えていた渉は相手にされず、響子のまえから姿を消した。ある日渉から電話があった。ほんとうに響子のことを愛していたんだという言葉を残し、旅館でひとり首をくくって自殺した。

 渉が自殺したということを聞いて、裕之介はどう思ったんだろう。出所してから沖縄で結婚して、いまでは円満な家庭を築いているらしいけど、それじゃひとり死を選んだ渉や子ども共々殺されたエマは……! と思うとなんかうーんって感じだ。



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